2018/12/01 15:42
キチジツでは自然な風合いを重視して、植物タンニンで鞣された染料仕上げの上質な牛革を使用しております。
工房で主に使用している3種類の革をご紹介します。
*ミネルバリスシオ
イタリアトスカーナ地方で長い伝統の中で培われた技術によって、植物タンニンと牛脂だけをつかい、一枚一枚丁寧に作り上げらた美しい牛革。
しっとりと手になじみ、使い込むほどに深みをまし、透明感のある艶を発揮します。
適度な張りがあり、手触り、匂いもよく、自然な革の風合いが魅力です。
オイルが十分に浸透しているため、手入れも容易で経年変化が著しく、うつくしいエイジングが楽しめます。
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*ミネルバボックス
ミネルバリスシオをベースに、ドラムで揉み加工を施した革。
全体に細かなシボが入っており、高級感のある仕上がりになります。
繊維がほぐれているのでやわらかく、ふっくらしっとりとした手触りです。
また、シボがあることにより傷が目立ちにくく、傷が入った部分を揉みほぐすことで傷を消すこともできます。
経年変化はミネルバリスシオと同様に顕著でうつくしいです。
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*ブッテーロ
イタリアの小規模なタンナーで100%植物タンニンによって鞣された牛革です。
靴底に使う革のように繊維が詰まっていて硬く、張りとコシがあります。
銀面がつよく、ミネルバリスシオよりも傷が付きにくい。
発色もよく、染料仕上げの透明感とあいまってパリッとした仕上がりになります。
また経年変化はミネルバリスシオに比べれば緩やかですが、使い続けることで深みのある艶がでます。
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以上3種類が常時取り扱っている革となります。
革のお手入れについてはこちらもご覧くださいませ。